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はじめに   現在の私   ATWの基本   フリスタと柔軟性

ATWの基本

私的にだが、フリスタの最も基本的な技はATWだと考えています。

そこでATWについて検証してみます。

基本的にATWは、ボールの最高到達点より、足を上げてまたがなければならない。

“基本的に”とおおまかに考えて読んで下さい。

ボールが上下する方向、つまり重力の方向をy軸、y軸に垂直で体の左右方向をx軸とする。

ATWは、このx、y軸の2次元で考えると、ボールを蹴ってボールが落ちてくるまでの間に足がボールの周りを1週する運動である。

さらにy軸のみについて考える。

y軸方向では、ボールを蹴るとき、ボールの上方への初速度とボールを蹴る足の初速度は大まかに考えてほぼ同じとなるであろう。
足はそこから加速しボールが最高到達点に達するときには、それより上に行き、そこからボールが元の位置まで戻るまでに下へと再び追い越す。

ボールがスタート地点より最高到達点に達するまでのわずかな間に、ボールの直径22cmと足の厚み約10cmを考慮に入れて、足がボールを追い越すのはほぼ不可能と考えられる。

よって、基本的にATWはボールが最高到達点に達する頃に足も最高到達点に達し、足をボールの最高到達点より上まで上げてまたがなければならない。

ただし、実際にはピクシーやフェアリーの時にやるように、カット、または擦り上げる、といった感じで、ボールが最高到達点に達する前に足がボールの上を通り抜け、足の最高到達点より上までボールを上げる、といったテクニックが使える。
しかし、クロオバのように、足より顕著にボールが高く上げるといったことはほぼ不可能である。


以上のことより、基本的にATWは、ボールの最高到達点より、足を上げてまたがなければならない。

2006.4.26


フリスタと柔軟性”に続く。

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